『リーガルマインドが身につく自治体行政法入門』

 この本は、「自治体で暮らす住民のひとりとして、職員にはこれくらいの内容について「何となく」でもいいから理解していてほしい」内容である。北村先生ははしがきでそのように宣言されている。

 23年もの間、自治大学校でリアルな自治体職員に対し「政策法務」を教えてきた先生がいう「必要最小限」は、重い。

 

リーガルマインドが身につく自治体行政法入門

リーガルマインドが身につく自治体行政法入門

 

「「違法な行政をしない」仕組みをつくることが重要です。そのためのいわば基礎体力として求められるのが、リーガルマインドです。」

(はしがき)

「行政は、法律により保障された自由・権利を個別的に100%実現するのが仕事なのです。」

(11頁)